梅のレシピ

梅酢のさんま棒寿司

紀南地方の早なれの祭り寿司。手間のかかるレシピが梅酢と梅酢すしで簡単に

材料(4人分)

新鮮な生さんま 4尾
梅酢      適量
梅酢すし    適量
米       3カップ

道具

押し寿司の木型
しゃもじ
タッパ類(秋刀魚を漬け込んでおくため)
すし桶
ボール類
うちわ
毛抜き
ラップあれば、アセ(暖竹)や竹の皮

使用した材料はこちら

梅酢すし梅酢をベースにした、さっぱり風味で人気の梅風味の寿司めし用合わせ酢

梅酢梅紀州南高梅を梅干しにする際にできる、クエン酸が含まれた白梅酢

作り方

1 さんまは頭を切り、はらわたを取り除いて開き、背骨を手でとってタッパーなどの器に入れ、「梅酢」を入れて1~2時間程漬け込む。
2 漬け込んださんまを取り出し、小骨を毛抜きなどで取り除いて軽く絞り、タッパーに「梅酢すし」と一緒に入れ、一晩位(もしくは約8時間)漬け込む。
3 翌朝、米3合をすし飯用の堅さに炊き、炊き上がったらすし桶に移し、うちわなどであら熱をとってから「梅酢すし」60ccを加えて混ぜ4等分にし冷ましておく。
4 漬け込んださんまを取り出して軽く絞る。(8時間たったら先に上げておく)
5 押し寿司の木型を3で使ったの残りの「梅酢すし」で湿らせ、先にさんまを背中の部分を下にして木型に入れ、その上から4等分したすし飯を入れ、上からしっかり押す。
6 片押ししたすし飯を木型から抜き取り、一口大に切り分けてお皿に盛り付けて出来上がり!

ワンポイントアドバイス

1日置くとさんまの風味が寿司飯にしみこみ、よりおいしくなります。出来立てよりも、1日(1晩)置くとおいしさが増すので、食べる日の前日に作るといいでしょう!

お料理裏話

ピーヒャララ。ドンドコドン♪
祭囃子が聞こえてくると楽しみなのが今回の『さんま棒寿司』。紀南地方の秋祭りには欠かせない郷土料理の一つですが、みなべ町などは、港が近く新鮮サバが手に入るので「サバ棒寿司」を作ります。

それぞれの家に家庭の味があるので、9月、10月の秋祭りのシーズンには親戚や知人から自慢のお寿司が届き、堪能できます。もちろん、みんな我が家のが一番と思ってますが。
あの有名な「なれ寿司(本なれ)」とは違う「早なれ」なので、クセもなく食べやすいですよ。地元ではお寿司屋さんでも買えるので、作るはちょっと…という方はどうぞ

ところで、ご飯のことを「めし」、「しゃり」などともいいます。「めし」は「召し上がれ」の召しから、「しゃり」は「仏舎利(お釈迦さまの遺骨)」に似ているところから来ているとか。

梅いちばんの梅干し、梅製品を使った梅レシピを、随時追加してます。
梅干しはそのまま食べるのもいいけど、アレンジ次第でもっとおいしく大変身!
簡単なお料理ばかりですので、ぜひチャレンジしてみてください♪

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