梅の大辞典 梅から梅干しへ
いつも食べている梅干し、どうやってできるのか知ってますか?
ここでは梅を収穫してから梅干にするまでをお話しますね。
水洗い
収穫された新鮮な青梅をよく流水で洗います。
汚れをきれいに洗い流します。その後、水切りをします。
塩漬け
樽に塩と一緒に入れて漬け込みます。
その際、完熟の梅、塩、梅、塩、・・・と交互に入れていきます。最後に上に重石(おもし)をのせます。これは入れる梅の量と同じ重さのものをのせるんですよ。
こうして漬けること、約1ヶ月、梅からは梅のエキスがたっぷり含まれた梅酢があふれ出します。
土用干し
梅雨が明けるといよいよ「土用干し」の始まりです。
「土用干し」とは簡単にいうと梅の日光浴。
まず、塩漬けをしていた樽から梅をあげて水洗いします。この際、南高梅はとてもやわらかいので、皮が破れないように慎重に扱う必要があります。
せいろに一粒ずつ重ならないよう並べ、いよいよ天日干しの開始です。まんべんなく、梅干しを乾かすために2日たった頃に裏返しします。だいたい3~5日ぐらい太陽の恵みをいっぱい受けた梅たちは梅干しへと変身します。
こうして、出来上がった梅干しは、ひとまず10kg入る樽に入れられて保存されます。
この後、カップに詰め替えられたり、低塩加工やはちみつやしそなどいろいろな味の梅干しに可憐に変身し、みなさんのお手元に届いているんですよ。
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